管理栄養士のはしくれ

管理栄養士やってますが、こんなもんです

よくある

どこかの小学校給食で焦げたエビチリ作ったり、配膳に1時間以上遅れたりして、2ヶ月くらいで業者が契約解除になったとありました

ネットのコメント見ると、子供の食の安全を入札で決めるなんて何事だ、と多く書かれていますが、私から言わせればありそうな話だと思いました

 

まずどこの給食会社だったかは知りませんが、大手ではなかったのかもしれません

というのもこういう自体が起こる原因は間違いなく人手不足だからです

大手ならたぶんどこからかヘルプで人が送り込まれるでしょうから、そういう自体は避けられると思います

あと考えられるのは、給食会社ではなく地元の仕出し屋なんかが給食業務に手を出したとか

よくあるんですよ、地域との繋がりを大切にしたいとかそういう大人の事情があって、市町村も地元の小さい業者に任せて、まかされたほうも安易に給食を引き受けちゃうパターン

仕出し屋やってればできると思うかもしれませんが、学校給食と仕出し屋じゃまるっきり別もんです

器具の使い方、時間配分まで経験のある人が数人いないと運営できません

まぁたぶん経験の浅いってかほとんどない栄養士雇って数人の主婦なパートさんとであとは会社は丸投げだったんでしょう

ありそうな話です

でもこれ、現在の給食業界ってどこも似たり寄ったりですよ

なんとかギリギリ間に合わせたり、取り繕ったりして平気そうに見えるだけです

特に給食会社だと新規で受託先ばかり営業の人がとってきて、それに合わせてパートや栄養士かきあつめてたりします

そんなんで十分な人材教育ができるとは思えません

新卒で数ヶ月で責任者やらされ、全部丸投げされてるなんて話ザラです

 

まぁこういうニュースは今後もいろんなところからチラチラ出てくるんじゃないでしょうか

自分はこういうもんだな、と思ってニュース見たときにはなんとも思いませんでした

それだけ栄養士の世界にどっぷり浸かっちゃってるってことですね